大腸がん 初期症状 治療 検査 方法

大腸がんにおける検査方

大腸がんの検査のお話です。大腸がんの検査時においては、内視鏡を使用するわけですが、これは、曲がった状態で押し込むため挿入時には痛みを感じるのです。大腸は長く曲がりくねっているので、そこに内視鏡を入れるのは、苦痛を伴いまた長時間にわたる検査になるケースもあるようです。

 

痛みのない検査とは、挿入時に大腸を直線化して、力が加わらないように挿入するのですが、ここがその医師の経験と技術力がとても重要であるということは、言うまでもありません。また長さや曲がりかたも個性があり、みなちがうのです。

 

また腸の狭窄もチェックでき、これは、腫瘍ができた事により細く狭くなっている部分をさすのです。

 

また超音波検査というものもあります。
大腸がんが大腸壁のどのあたりまで進んでいるか、また、リンパ節への転移はあるか?などを調べる時に用いられます。

この検査は、内視鏡の先に超音波の探触子というものを取り付け行います。
これによって小さな広がりもすべて分かるのです。

また、がん細胞が骨盤内で広がっているか、他の臓器へ転移をしているか、これらを調べるためには、CTやMRなどの画像検査が必要になります。

 

大腸がんの検査にはバリウムを使った注腸造影検査というものもあります。
この検査は肛門から体内へバリウムと空気を入れます。

そうすることにより大腸が膨らみますので、この膨らんだ状態でエックス線撮影をするのです。
その結果、盛り上がった形であるポリープを発見することが出来ます。

大腸がんとポリープの関係

みなさんよく「ポリープ」というものを、大腸がんなどの症状のなかで耳にすることもあるかとおもいます。この「ポリープ」とはどんなものでしょうか?
ポリープという言い方は正式な病名ではなくて、きのこ上に盛り上がった腫れ物、もしくはこぶのようなものを指すのです。

インターネットやテレビで内視鏡による映像をご覧になったことがあるでしょうか?
大腸の中を見たときに、あのぽこっとしたこぶのようなもの、または部分をポリープとよぶのです。

 

大腸がんの多くがこのポリープが出来て発症するのですが、しかし、だからといって出来たポリープのすべてが悪性のがんだということではないのです。

 

例えば、健康な人においても大腸の内視鏡の検査を行ってみると60代ではおよそ60パーセントの人にポリープがみつかると言われています。
50代ではおよそ半分といわれていますから、加齢とともに、高い確率でポリープが発見されるということは珍しくないようです。

 

このポリープの中で、がんに進行するものはどれくらいあるのでしょうか?
それは、ほんの一部のものであると言えるでしょう。

 

ですから、もしあなたの大腸の中にポリープが発見されたとしても、悲観することはないのです。
5ミリくらいのポリープでしたら、何もせず、数年経過を見守ることになります。

1センチ以上のポリープの場合は内視鏡で切り取るなどの治療を考えられます。

 

大腸ポリープの原因として考えられることは、食生活が欧米化したことでしょう。
動物性脂肪、また糖分の取り過ぎ、更に食物繊維の摂取が足りない状態になり、知らず知らずのうちに大腸へ負担をかけています。

また、排便の時、硬い便をすると痛みを感じますよね?
その刺激もポリープが出来てしまう原因になると言われています。

大腸がんの遺伝について

大腸がんが発生してしまう大きな原因のひとつに食生活のバランスの悪さが指摘されています。もともと大腸がんになるような因子を持っていなくても、普段の生活のなかで悪い食習慣が引き金になり大腸がんを併発するという危険因子がでてくることもあるのです。
こうした環境的な原因のほかにも、遺伝的な要素が原因だと言われています。

 

先ほどお話したように環境因子が遺伝因子よりもがんになる要素をはらんでいるわけですが、やはり遺伝的要素が要因で大腸がんになるケースがあるということも事実のようです。

 

家族性大腸ポリポーシスというものがあるのですが、これは、若い世代で大腸に何百という無数のポリープができてそこからがんが発生するという遺伝性の高い病気です。これはおよそ大腸がんになった人の訳1パーセントをしめているというデータがあります。

 

また、遺伝性非ポリポーシス大腸がんというものもあります。
これは、珍しくポリープが出来ない大腸がんです。

この病気になってしまう可能性がある方はどんな条件の人なのでしょうか?
まず、親子など近親者の中に大腸がんになった人が3人以上いること。

大腸がんになった人が続けて2世代以上にいる。
その中には50歳未満で、大腸がんになった人がいる。

この条件がそろった場合にはとても危険です。
大腸がんになった人の中のおよそ5パーセントがこの遺伝性非ポリポーシス大腸がんなのです。

これらの遺伝子的因子でのがんについて、研究が進められていますから、近い将来は遺伝子診断が出来るようになるでしょうね。

大腸がんの自覚症状とは?

大腸がんを発症した場合、症状とはどのようなものなのでしょうか?

 

大腸がんも種類がありその中で直腸がんというものがあります。
直腸がんは具体的にどのような場所にがん細胞ができるのでしょうか?

大腸の中でも肛門の部分に近い場所だそうで、肛門からS字結腸に行くまでの間にできたがんを直腸がんと呼んでいるのです。

 

もちろん、直腸がんにおいても早期発見は何よりも大切です。
どのがんにおいてもまずは、早期発見というのが何よりも重要なカギとなるのです。

大腸はとてもデリケートな部分のため少々様子がおかしくても病院へいくことをためらってしまう人も多いようです。その結果ががんの発見を遅らせるというのがまた直腸がんの特徴だともいえるのです。

 

直腸がんになってしまったら、どのような自覚症状があるのでしょう?
まず、肛門からの出血があります。

これは排便の時にわかると思います。
血液以外に粘液が出るケースもあります。

 

また直腸がんが進行している状態だと非常に臭い便が出る傾向にあります。
年齢的には50歳からが直腸がんになりやすいというデータもあります。

と言っても、若い時にすでにがんが出来ていて、何年かして結果的にそれが原因で亡くなったケースもあります。
若い人も安心せずに、検診をまめに受けるようにしましょう。

 

また大腸がんの中で結腸がんというものもあります。
このがんが進行すると直腸の幅が狭くなってしまいます。

そして腹痛や肛門、お尻に痛みを感じるようになります。

 

痛みを感じると病院に行くきっかけになりますから、自覚症状が出るうちはまだよいのです。
痛みも感じなければ、がんが進行してしまって、結果、手がつけられなくなるまで放置することになりますから。

少しでも違和感を覚えたら受診するように心がけて下さい。

下痢や便秘は大腸がんのサイン?

大腸がんの症状で便秘と下痢が頻繁に続くということもあります。

 

大腸がんの特徴的な症状においては、便秘と下痢を頻繁に繰り返すというものがあります。
このようなケースでかんがえられるのは、下行結腸から直腸までの間に腫瘍があるという場合が多いようです。

 

がんが大きくなると、便を下に送る際にその道が狭くなり、そこに便が詰まってしまい邪魔をしているのです。その後には、また便がつまり、前に進まない状態が続き、またそれを放置することにより、今度は下剤が必要となるのです。下剤を常時服用して排便することにやがてなれてきて、大腸がんの症状で便秘と下痢を繰り返すということになるようです。

 

便が下剤で柔らかくなれば、もし腫瘍で腸内が狭くなっていてもその隙間から少しづつ便が排出されるわけで、この状態が下痢なのですが、このようにして便秘と下痢の症状をくりかえします。

 

そして、最後に下剤でも便が出なくなってしまい、どうしようもない便秘になったときに、やっと受診しようと思うわけです。
ですから便秘と下痢を頻繁に繰り返す人は大腸がんのおそれがあるということになります。

たとえば、普段、快便だった人が急に便秘になったりします。
ここ最近で、急に便が排出しにくくなり、時々、排便の際に出血していたとしても、これくらいの症状では、病院に行くほどではないと素人判断をしてしまいます。

とりあえず薬局で下剤を購入し、それを飲んだら排便で出来たし、問題ないだろう、出血は痔だろうと思ってしまいがちなのです。
ここで問題なことは、下剤を使わないと便が出ないことです。

普通に排便できないこと、この症状自体が異常なのですから、ここで本来は受診しなければなりません。
病気に関してはとにかく異常を感じたら早く受診したほうがいいのです。


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